「会員からの府中支部紹介コーナー」
R.中村さん(中央線沿線在住)2005.6.7


新しい環境に身を投じるのはすごく勇気のいることです。ましてや誰も知らない中で1人で道場に入っていったときの緊張感は今でも忘れることは出来ません。体験入門で一緒に稽古に参加した時、「どうしてTシャツなの?」とあどけない顔で尋ねてきてくれた道着姿の幼稚園児にどきどきし、見よう見真似で蹴りをやっても膝の高さくらいしか上がらず、「向いていないのかな」と意気消沈した準備体操…早いもので初めて道場を訪れてからもう4ヶ月が過ぎてしまいました。

久々に会う人に「空手を始めた」といえば、誰もが「何で今から?」「何で空手なの?」「強くなってどうするの?」と不思議な視線を送ってきます。
もともと学生時代に別の武道をやっていたこともあり、空手に対する抵抗感はありませんでしたが、友人に連れられて空手の試合を見学し、形の動きと美しさに心を奪われたのは社会人になってからでした。なかなか最初の一歩が踏み出せずに時が過ぎてしまい、今ではもっと早くに入っていればよかったなと後悔することも。

空手を始めるときに自分の中で目標を決めていました。30歳までに黒帯を取ることと、違う世代、違う世界のつながりをもつことの2つです。とくに後者については学生サークルと違う、一般の支部道場ならではの交流に大いに期待し、いくつもある行事には積極的に参加しようと考えています。空手の道場をインターネットで検索すると、「少年部」や「女子部」など、クラス別を売りにしているところが沢山あります。
もちろん、同年代や同性同士の稽古で技術を高めるよさもあるかと思いますが、ここ府中支部清水道場のように老若男女問わず有段者から白帯までが一緒に稽古をして学ぶほうが、お互い得られるものも大きいのではないでしょうか。実際、小学生から稽古前に形を教えてもらったり、親子で稽古されているお母様方からアドバイスを頂いたり、その醍醐味を味わう日々を送っています。

形の美しさに惹かれて入った空手の魅力ですが、実際にやるとなると、姿勢の悪さや緩慢な動きは美しさから程遠いものです。しかしやればやるほど「もっときれいになりたい」と思い、自分より一回りも下、あるいは上の方々の形をみては、自分もいつかは…と欲が出て、稽古が終わった直後から次の稽古が待ち遠しくなってしまいます。
慢性的な運動不足から解消されたこと、稽古の前日は遊んでいても早めに帰って次の日に備えるほど規則正しい生活を送るようになったことは、空手に夢中になった副産物かも知れません。

ある雑誌が最近行った調査によると「やってみたい格闘技」の第1位が空手だったそうです。幼少の頃、空手をやっている友人は一人もいなかったと記憶していますが、最近では沢山の小学生が稽古していることは、道場を見ても大会の参加者数を見ても明らかです。子供に通わせているうちに自身も参加された女性も多いので、これからも空手人口が増えてくるのではないでしょうか。私が入門したあとにも何人か体験入門されていますし、仲間が増えるのは嬉しいことです。

もし、ここ清水道場に興味をお持ちの方がいらっしゃったなら、まずは先生方にメールを送ったり、直接道場に足を運んでみて、実際の道場の空気に触れることをお薦めします。私は他の道場の様子はわかりませんが、先生方の熱心さや少年部のひたむきな稽古に対する姿勢、親子で切磋琢磨している自主稽古の様子などから察するに雰囲気はどこよりもよいのではないか、と(勝手に)思っています。

土日中心の稽古も平日はなかなか時間のない社会人には大きな味方となっています。
幸い、今の職場では私の空手通いに理解を示してくれ(?)昼休みに空手のサイトを見たり、机で上半身だけ形の練習をすることも咎められないので、なるべく稽古に通うことと、稽古のない日の会社での怪しい稽古で、諸先輩方に追いつけるように精進したいと思います。

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