「会員からの府中支部紹介コーナー」 
稲津憲護さん(民主党・府中市議会議員、参段)2006.07.07



「府中支部清水道場と私」

 空手とは何かと考えるとき、実際に空手をやる前と後では全く違うものがあります。普段、一般の人が見聞きしている空手は、映画や体育会系、試し割り、K-1、極真空手などかもしれません。もしくは近所の道場で気合を発しながら稽古をしている風景を見ることもあるでしょう。また、空手に関心を持つきっかけとして、強くなりたいと思って入門してくる人達も多くいると思います。

 しかし、空手は実際に稽古をし始め稽古を積み重ねることによって、単に表面的な強さや華やかさでは味わえない奥の深さがあります。頭の中では、わかっていても実際に身体で体得できなければ意味がありません。繰り返し繰り返し稽古に励み、基本をしっかりと身に着けることの大切さを教えてくれるのが空手であると私は思います。これは何も技術的なことだけではなく、人間関係においても、年配の人達を敬う、年下であっても思いやりを持って接する、同輩であれば、お互いに切磋琢磨するという、人間関係の基本と礼儀作法も含めたすべてが道場の内外でも応用されます。

 私は府中支部清水道場でお世話になり、11年が過ぎました。今、振り返ってみると様々な思い出が記憶に残っています。特に1995年から1997年までの3年間は、稽古や試合などに夢中で、他の事は何も考えていなかったほどでした。そのときは、ちょうど同じぐらいの年代で会員の森下さんも一緒に稽古に励んでいたこともあり、いい意味でのライバルと自分では勝手に思ってやっていた頃でもありました。勿論、稽古での佐伯先生の指導は厳しいところもありましたが、単に厳しいだけではなく、きちんとした理論に基づきながらも会員のやる気を引き出す指導に吸い寄せられた感じであったと振り返ってみて思います。

 清水道場では、空手の指導だけではなく、空手を通して人と人との交流についても大いに学んだ場でありました。私にとって空手は生き方そのものであります。私的なことかもしれませんが、今の私は清水道場と佐伯先生がいなければ存在しえません。というのも、今の妻とは清水道場で出会い、ともに稽古を積んできた仲間の一人でもあったからです。こうしたきっかけを持ったのは、他ならぬ清水道場であり、佐伯先生や今は亡き清水先生、先輩方や道場の仲間、後輩や子ども達、また、つね日頃から応援していただいた道場関係者や保護者の方たちが、1つになって清水道場を盛り上げてきた絆の結晶であります。いわば大きな家族のような安心感と信頼感が、この道場での空手の稽古によって育まれているのです。

 勿論、このような関係を築くまでには、大変多くの時間と労力を費やさなければなりません。私自身もまだまだ修行の身であります。しかし、その努力は必ず報われますし、その価値は、計り知れない充実感と連帯感を生み出します。いかなる人であれ、この道場での経験は、その人にとって人生の大きな意義を見出すことのできる機会を与えてくれるでしょう。これからも、老若男女問わず多くの人達がこの道場の門をたたくことを期待いたします。



稲津憲護さん(民主党・府中市議会議員、弐段) 2001.1.10
 

 皆さん、こんにちは。最近、仕事が忙しく稽古の方はサボリがちでした。
じつは一昨年4月の統一地方選に公私とも集中しておりました。おかげさまで何とか初当選です。選挙期間中は稽古で培った精神力で最後まで闘い続けることができました。これからは稽古にも復活しますのでよろしく。

しばらくの留守の間に入会したメンバーがかなりいますので、あらためて自己紹介をいたします。私が空手を始めたのはアメリカの大学の空手部に入ってからでした。そこでは部員が多く、また各大会での上位入賞を常に目的としていたため、なかなかきめ細かな指導がなく、部員間同士の関係は競争意識が強いため、あまりうまくいっていなかったと思います。
その点では帰国後にお世話になった清水道場の先生方、先輩方は技術的にも精神的にも、きめ細かなご指導と気配りをしていただけるので、すごく居心地がいいですね。これは先生方が本当に空手道が好きでボランティア精神で道場生達と接しているからだと思いますよ。

その後、アメリカの大学院に入学しましたが、空手協会系の空手部がなく、やむなく自分で空手部を創部し、部員を指導しながら稽古をしました。しかし、大学院卒業後に帰国し、清水道場の先生方に久しぶりに指導を受けたところ、やっぱり大学院時代に自分が空手の指導をしていた事に多くの荒っぽさを感じました。というのは、空手部員一人一人の特長を十分理解しながら、指導法を変えて、それぞれに対応するといった点がまだまだ私には配慮が足りなかったのです。

そういう面では清水道場の先生方に出会え、学ばせてくれている事に大変感謝しています。また、清水道場は歴史的にも古く、多くの先輩を輩出し、たくさんの戦績を残した伝統があります。そうした伝統のある道場に私が所属している事を誇りに感じています。でも、中身はいわゆる体育会系の人間関係みたいな事はなく、むしろ自由で家族的なお付き合いをさせてもらっています。また、最近では新しい道場生も入ってきていますし、これからの活動が面白くなってくると思いますよ。
老若男女、未経験者、経験者を問わず、空手という1つの共通点に集まって活動していくには、清水道場が一番いい所だと思っています。

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