佐伯師範の徒然日記
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 与えられた時間・体力・知力は無限ではありません。限られた資源の最大活用は「自分自身でどのようにとらえるか」ということにあります。初心者の場合には、自分がやっていることを好きになることです。嫌だと思ってやっていたら集中力はついてきません。中級者の場合には、昨日より今日、昨年より今年の成長が自信になり、自信が確信に変わっていく楽しみを見つけ、課題を見つけて解決していくプロセスが重要になります。何事も努力すれば努力した分だけ結果がついてくるものです。似たような言葉で、マラソンの野口みずきさんの座右の銘に、「走った距離は裏切らない」とあります。彼女はアテネオリンピックの金メダリストですから、常に全力で取り組む姿勢を忘れてはなりません。地道なことですが、空手は基本にこだわり、基本に忠実に、繰り返し稽古を積むことにあります。基本の積み重ねなしに結果だけを求めても意味がありません。基本の繰り返しにはマンネリはありません。上級者の場合には、しっかりした稽古の基本があってこそ、後進の指導(実演してみせる)ができるようになります。これが、「やってみせ 言って聞かせ させてみて 誉めてあげねば人は動かじ」につながります。かの有名な山本五十六元帥のことばです。また、指導者の場合には、シナリオを考えて全体をまとめる脚本家であり演出家でもあるわけです。冷静な判断力が要求される時と決断したことを実行に移す時のエネルギーがもっとも要求されます。そして、精神的エネルギーが落ちないように心がけなければなりません。日本空手協会の目指す「青少年の教育・健全育成」を指導目標の一つに頑張っております。

 

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