佐伯師範の徒然日記
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 現日本空手協会主席師範の杉浦初久二主席師範がいつも言われていることですが、我々日本空手協会の目指す真の空手道は、日頃の鍛錬によって養われた強い意志力によって「相手の急所寸前に目標を設定」し、間合いに応じた適切な技により、最短時間に「最大限の衝撃力を集中」することにあります。ところが自由組手がなかった時代に空手を修業した有段者の一部の人や、空手の本質を理解できない初心者および一般の人の目で、「技を止める」ように見えることがあり、これを「寸止め」と誤解されています。
また、そのように誤解されても不思議ではないような、空手とはとても言えない一部の流派も存在します。我々の空手をもっと分かりやすく言えば「寸止め」ではなく「寸極め(きめ)」と表現すべきでしょう。全国大会レベルの試合を目の前で見学すれば、「寸止め」ではないことはすぐ理解できることでしょう。空手道には近道はありません。普段の稽古や生活の中で常に1mmでも遠く、1mmでも高く、0.1秒でも速く、1gでも重く、1gでも強くなるよう、気(呼吸も含む)を集中させ地道にこれを積み上げる鍛錬をしていかなければなりません。「寸止め」なる誤解を解くには皆さんの地道な稽古しかありません。

 

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