佐伯師範の徒然日記
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 素晴らしいプロの料理師ほど、旬な素材探しにこだわり、旬な素材を料理に合わせ選ぶことにこだわり、旬なうちに料理することにこだわりをもっています。
プロの料理師による懐石料理は、お客の味覚、視覚、嗅覚、触覚、聴覚の五感を十分に刺激し、感動するほど完成度の高い美味しいものに仕立てあげます。このプロの料理師のこだわりが料理の付加価値を生みます。とはいえ、素晴らしいプロの料理師といえども一朝一夕で一流の技術をマスターできるわけではありません。10数年の永い下積み修業があって芸術的作品(懐石料理)を仕立て上げるわけです。
 空手の場合、普段のコツコツとした積み重ねが性格、人格、組織格を作り上げていきます。一度に情熱を出し尽くすことなく、小出しに粘り強く長期間にわたって努力を続ける習慣が心身ともに強くなっていきます。この継続をとおして他人(先輩、同僚、後輩)への思いやる気持ちが芽生えてきます。たかが10分、たかが1時間、たかが1日とあなどっていけません。長いロードレースのごとく、夢を実現するためには継続して努力する普段の積み重ねが決め手になります。無理・ムラ・無駄をしないでコンスタントに継続する「こだわり」をもっていただきたいと思います。世の中、「当たり前のことを当たり前にできない」から難しいのです。

 

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